国土交通省は、3月から適用する電気通信関係技術者等単価を決めた。全職種平均で、前年度比5.4%の引き上げを実施する。13年連続の引き上げにより、全職種単純平均値は3万0800円となり、過去最高値を更新した。
直轄の電気通信設備工事と電気通信施設保守業務などの積算に使う全国一律の単価。毎年度実施する給与実態調査に基づき設定している。全職種平均が最高値を更新するのは5年連続で、3万円台に乗るのは初めて。伸び率も直近10年間で最大となる。
職種別の平均は、電気通信技術者等(2職種)が5.2%上昇の3万0350円、点検技術者等(3職種)が5.5%上昇の3万1100円となっている。